最初が肝心

看護師の資格を取得して、実際に医療現場で働くようになったからといって、「看護師の勉強はこれで終わり」ではありません。
むしろ現場で働くようになって、ますます勉強をしなくてはいけなくなった、という新人看護師の話も良く聞きます。
実際に学校で学んだ通りの医療現場はあり得ないと想定しておいて間違いはないでしょう。
イレギュラーなことや想定外のことが多く訪れる医療現場では、マニュアル通りに進むことの方が少ないように思いますし、その通りの日常だと驚くかもしれません。
その日その日、毎日新しいことを学んだり、勉強する毎日になりますので、どんなに疲れて帰宅してもその日にあったことや教わったことを整理し、頭に叩き込む必要があります。
学校での教育が終わると今度は現場での、実体験で覚える教育に変化していくのです。
医療関係の仕事は常に勉強の毎日ですから、最初にこの努力を怠ると後々自分に返ってきますので、しっかりと勉強するように学生時代からの予習、復習といった習慣は崩さないように気をつけたいものです。
「忙しいから」というのは誰もが同じ条件なので、言い訳にもなりません。むしろ「忙しい」から出来る時にしておく、といった心の強さが必要です。
「明日にしよう」とか「今度にしよう」と思うこともありますが、「明日」のことも「今日」すませるくらいの気持ちがないと、看護師のスタートは難しいかもしれません。
大変なのは最初だけなのはどの仕事でも同じです。慣れてきたり、覚えることが少なくなってくれば帰宅してからの勉強時間も短縮されていくので、要は最初にどれほど頑張ることが出来るか、ということにかかっているのではないでしょうか。